介護士が悩みやすいのは、主に給与と体力、働き方についての問題です。
介護士は利用者の健康を左右する仕事であり、責任は非常に重大です。しかしその割に平均給与はあまり高くなく、仕事内容や仕事量に見合っていないと感じる方は少なくありません。施設によって違いますが、給与を上げるためには資格を取得する必要があり、働きながら勉強する難しさを感じる方もいるのです。
また、介護には体力が不可欠です。利用者の体を持ち上げたり入浴介助をしたりするため、特に足腰には大きな負担がかかります。体力に自信がある方でも、ずっと立ちっぱなしで歩き回っていると体を痛める可能性があるのです。その結果、介護士を続けたくても働けなくなるというケースは珍しくはありません。体を痛めなかったとしても、年齢を重ねることで体力の限界を感じるようにもなります。
施設によって違いますが、働き方が不規則という悩みも持ちやすいです。入居型の介護施設は24時間介護士が常駐しているため、夜勤があるのです。土日に必ず休むわけにはいかず、休日が不規則になりやすいという特徴もあります。そのため、プライベートを優先しにくいと感じる方は多いです。子どもが生まれてから、土日の運動会などの行事に参加できないことが転職のきっかけになることもあるでしょう。そのため、ずっと介護士を続けるのか、それとも転職するのか、もしくは働く場所を変えるのかということを考える必要があります。
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